もっと知りたい!くらしのお金 バックナンバー 陣内恭子先生の子どものマネー教育

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第2回 幼児期からお金の役割を教えてみよう

「こづかいを使って家庭で金銭教育を」という提案活動を行っていますので、幼児期の子どもを持つ保護者からは「いつからはじめると良いのか?」という質問を多くいただきます。計算もできない、お金の価値もわかっていない時期に何から教えていけばよいのか、わからないでいる保護者も多いものです。そこで、今回は定額のこづかいを渡す前に子どもと楽しめる事例をご紹介します。


家庭では、買い物の場面で「お金がモノとの交換手段」であることを学ばせることができます。スーパーなどで、駄々をこねているまだききわけが良くない子どもに、おとなしくさせるためのモノを手渡している姿を見ることがあります。これは、駄々をこねれば思い通りになるという学習をさせている場面のような気がして不安を覚えます。発達心理学の本に2歳から3歳くらいまでは、多くの子はまだききわけが良くないので「だめなものはだめ、理解しなさい」といっても無理。まずは、そういう場に連れて行くことを控えるのがよいと書かれていました。この時期には、家庭でのお店屋さんごっこが有効ではないでしょうか。おもちゃのチケットなどで「モノと交換する」ということを学ばせるのです。4歳以降になると、一般的に大人のいうことをきちんと理解する力がつくので、「今日は、1つだけお店でおやつを買おう」「今日は、何も買わない日」というように「約束」をして買い物に行きます。そして、親は「約束」を守ります。買い物をする日には、子どもにお金を握らせ、その1つの買い物のためにレジに並び、お金を支払い、レシートとおつりをもらうことを体験させていくといいでしょう。「交換手段」としてのお金の役割を学びます。


地域社会や幼稚園、保育園などでも学習は可能です。熊本の園では、ひと月のうち3日、おやつをチケットと交換する日が作ってあり、このチケットを使えば好きなおやつの日だけ量を増やせるようになっていました。福岡の園では1月に1回子どもの料理の日があり、買い物から子どもたちが任されていました。みんな100円コインをもち、100円分のジャガイモや人参、たまねぎを買います。数人が集まってお肉係。100円で買える量を確認していました。事前に先生が商店街のお店に行って100円分の買い物への協力を取り付けてくださっているのです。ここで子どもたちは、お金が「交換手段」であることとともに100円で何がどのくらい買えるのか「お金がモノの価値を計る尺度」にもなることを感覚的につかんでいきます。肉は野菜より高いという簡単なものです。それでも、お金がモノの価値を計る1つの方法であることを覚えていくことができます。他に、集団で楽しめるものとしてお店屋さんごっこがありますし、千葉の園では、園の生活で必要なものを販売する購買部を設け、子どもたちは、親から封筒にお金を入れてもらい、購買部で本物のお金を使って買い物をする体験を積むという例も伺いました。


お金で遊びたがって困るという体験もお寄せいただきました。関心が高まっているこういう機会を大切にし、一緒に数を数える学習の場面にできます。決して子どもだけで遊ばせず、お金の役割などを話し、お金を丁寧に扱う姿を見せておきます。ここでは、いつでもモノと交換ができるという「保存・貯蔵機能」を教えてもいいでしょう。お金は、貯めておけば、いつでもモノと交換(購入)することができ、たくさん貯めれば、高価なモノとの交換(購入)もできると伝えることができるのです。


計算ができない幼児期からでも「お金の役割」を生活の中で学習することができそうですね。次回は、金銭教育に絵本を活用する話をまとめましょう。お楽しみに。

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