もっと知りたい!くらしのお金 バックナンバー 陣内恭子先生の子どものマネー教育

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第10回 お金の教育で気をつけたいこと

お金の教育と過剰期待

保護者が心に留めておかなくてはならないことがあります。子どもに求めすぎる‘過剰期待’についてです。これは、親が自分の子どものことを愛していると思いながら親の一方的な都合や願望で動くことで、子どもが負担に感じてしまうことを指します。学習や習い事で多く見られる現象ですが、お金の教育の面でも見ることがあります。


過剰期待というのは、たいていの場合、子どもの将来を思って行動に移しているのですが、実際には、されたほうは非常に苦しいのだそうです。


大人は子どもに対する愛情のつもりでいても、過剰期待をされている子ども自身が受ける心理的な意味は、拒否されているのと同じことだとも児童心理学の本に書かれていました。


こづかいゲームで見える親子関係

こづかいゲームの前に「計算の手伝いは必要があればやっていいが、選択の際には口出しをしないこと」と親に対して約束をします。ところが、ゲームが盛り上がると親もヒートアップ。ゲームに勝つために指示をし、アドバイスを加えます。同学年の子どもたちと比較しては、計算ができるようにと必死で教え込もうとします。劣っているところを見つけては叱り、時には泣き出す子さえ出てきます。


私も親ですから、わからないわけではありませんが、期待を一身に背負う子どもの様子からは、過干渉な状態が負担になっているのが見えてきます。


このような様子を見る機会が増え、また過剰期待に関して学んでいくと、それがしばしば、子どもの自主性や主体性の発達を阻害し、社会的に自立した子どもに育たないことの原因にもなっているのだと納得してしまいます。このことは、親に限ったことではなく、保育者や教育者にもありえることでしょう。金銭教育を行っている私自身にも当てはめ反省しながら、活動自体のファシリテーションの質や方向性を見直すことにもなっています。


子どもの現状を知り、体験を積ませよう

「まずは、子どもの今の力を知ることから始めましょう。」と話しています。他の子と比べないことがポイントです。子どもの現状を知り、次のステップに踏み出せばいいのです。体験を積ませようと気付くことができれば、お金の教育の一歩を踏み出したことになるのです。


早期に株の投資を教えたいという指導者や保護者が多くいるのを見聞きしますし、起業することを教える教育も盛んです。ただ、子どもたちの成長や興味のレベルをきちんと計っての教育が行われているようには見えません。


子どもは、楽しければ自分で学習を始めるものだと思います。子どもたちがもっと学びたいと思える金融経済教育が望まれます。やっと始まった分野でもあり、全国の学校に広がるのはまだ先のことでしょう。教育してもらえる機会を待つ余裕はありません。子どもたちはどんどん大きくなるのです。きちんとしつけをしながら、家庭でできるお金の教育を考えていきましょう。


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