もっと知りたい!くらしのお金 バックナンバー 陣内恭子先生の子どものマネー教育

詳細はこちら 資料請求・ご加入に関するお問い合わせ 0120-497-775

第11回 生協の特徴を生かした金銭教育

生産者に近い消費者

難しく感じる金融経済も、単純に表現すれば、サービスやモノを作り出す生産活動と、それを必要とする消費、それらをスムーズに交換する道具としてのお金を融通しあう仕組みがあって成り立ちます。生産と消費、この両方の視点を持つことができると経済全体がわかりやすくなります。


しかし、多くの生活者が、消費者としての感覚だけで動いてしまうことが増えており、モノやサービスに対する適正な価値判断ができにくくなっているように思います。


生活協同組合の場合、生産者と近い距離にあるのが特徴です。組合員としての義務である出資、利用、運営によって、生産や経営を身近に感じることができます。まさに金融経済を学び、賢い消費者としての意識を高めるチャンスに恵まれた環境だといえます。子どもの金銭教育もやりやすい土壌ができ上がっていることもわかっていただけると思います。


身近な経済教育、起業家教育

実は、身近なところで、金融経済の学習は行われているのです。ある生協での取り組みで、小学生、中学生が関わった商品開発の様子を見せていただきました。これに原価計算や商品の価格設定の根拠など学ぶ機会を入れ込めば経済教育といえ、世の中で行われている起業家教育そのものだと思いました。このような実践がお金の教育の一部なのだと大人が意識するようになれば、子どもたちの学びの場がより明確になっていくことでしょう。


社会の一員として働く役割を担う機会を作り出し、報酬を得る体験をさせることができるのは、地域社会です。その報酬で、ふだん家庭や学校では経験させられない'仕事を稼ぐこと'を伝えることができるのです。


今、子どもへのお金の教育は、家庭と学校と地域社会がどう力を合わせることができるかを模索しています。子どもを取り巻く全てが協働できるようになれば、労働と生産と消費、そしてお金と上手に付き合う心を着実に育てていけることでしょう。


コミュニティを十分に生かして

「こづかいゲーム」を楽しんでくれた地域も30都道府県を超えました。各地で金銭感覚が違っていることを肌で感じます。貯蓄が好きな県民性は子どもたちのゲームにも出てきますし、東と西の保護者のノリも違っていたりします。また、地域で毎日市場が開かれている地域や、買い物に行こうにも保護者が車で連れて行かなくてはお店がない地域などさまざまです。


これらの特徴を見て思うのは、子どもの金銭教育は、地域の方が、地域の特徴を掴みながら行うほうが良いということです。そう考えると、すでにコミュニティを持つそれぞれの生協は、金銭教育を行うにはとても適していると思います。


今回で11回の連載は終了です。私の金銭教育活動は、お金をタイトルにしていますが、中身は‘しつけ’です。現代の子育てにはお金のしつけは欠かせないものになっています。関心のある方が積極的に、継続して金銭教育活動に関わってくださることを強く願っています。

保障内容、変更、共済金請求などのお問い合わせ

CO・OP共済「ご意見・ご要望」の窓口

ご加入手続きのながれ

加入者インタビュー