FPによる知って得する!くらしとお金の話

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第4回 人生の諸問題をお金以外で解決する

お金は大事、お金以外も大事

80代の男性の方のお話です。数年前に妻が他界。気丈にお一人で生活をされていましたが、食事や生活に不自由がでてきたため、天涯孤独であったその方は、周囲の勧めで有料老人ホームへの入居を考えるようになりました。資金計画の相談に私どもの事務所に来訪されたのはそんな時期でした。開口一番におっしゃったことが「老人ホームに入居するとお金がかかってしまうので不安だ」という言葉。しかしながら、男性の貯蓄残高は1億円をゆうに超える金額で、老人ホームの入居に必要な資金を全て払っても余裕で暮らせる額なのです。それにもかかわらず本人にとってはお金が減ってしまうことが不安で堪らないのです。

このように、ご相談者の中にはお金だけが心の拠り所になっているケースが少なくありません。年齢を経るにつれて執着の傾向が強くなるのは致し方ありませんが、できれば若いうちからお金以外の資産づくりを心がけることが大切だと痛感しました。

それは、自分は何に対して充足を感じるかを自覚してお金に向き合い、お金以外にも安心が得られる「資産」を自分自身の内側に育むことにほかなりません。

お金以外の「じぶん資産」をつくる

お金以外の資産を自分の中に作っていきましょう。具体的には

  • 家族や友人とのコミュニケーションを育む
  • 仕事などの技能を向上させる
  • 地域との関わりを深める
  • 健康に気を配る
  • 自分の幸せを感じる自分だけの時間を作る・・・等が挙げられます。

これを私は「じぶん資産」と呼んでいます。この「じぶん資産」を積み重ねていくうちに貯蓄残高に左右されない安心感を身につけられます。

この「じぶん資産」を作るために、まずは「じぶん資産 棚おろし表」に書き出してみましょう。

表1 じぶん資産 棚おろし表

表2 じぶん資産 棚おろし表:記入例

お金に求めている価値を見つける

書き込んでいくと、自分がどんな事柄に価値をおいて生きているのかがわかります。加えて、日頃どんな自分でいたいのか、どんな感情を味わって過ごしたいのかも明確になります。次にその理想に近づくために「今すぐできること」を書いていきましょう。大きな目標ならば小さな複数の目標に分けて書くのがコツです。そして行動に移しましょう。ちょっとした小さい一歩でかまいませんが、全ての項目をまんべんなくはじめることが大事です。優先順位をつけるとつい後回しの項目がでてしまうからです。実は後回しになった項目こそがあなたの一番必要としている行動であることも多いのです。

自分が大切にしている価値観に基づいた行動が増えると、知らず知らずにお金もその大切な出来事に向かって貯まりだしたり、満足度の高い使い方ができるものです。

お金に対する過度の執着は「お金への依存」を生みます。確かに人はお金があれば安楽に生きることができますが、それに伴いどんどん孤独にもなっていきます。人生の諸問題をお金以外で解決する力を持つほど、人は本当の安心を得られるのかもしれません。

株式会社ライフアンドマネークリニック
波多間純子

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