ももせいづみさんが教えるくらしと家事を楽しくするお話

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コラム4 家事のリフレーミング

子どもが小さかった頃、仕事と家事と育児で毎日が24時間では到底足りず、どんなに頑張っても、洗濯物は山盛りで、部屋は乱雑なまま。

「こんな暮らしがいつまで続くんだろう?」

「私はもっときれいな部屋で暮らしたいのに!」

片付けても片付けても散らかしてしまう子どもを、強く叱った日もありました。そしてそのあとに、自分はなんてダメな母親なんだろうと落ち込むのです。

ある日、家族が長期で家を空けることがあり、私は久しぶりの1人の休日に胸が躍りました。

「これでゆったりと自分だけの時間を持てる!」

夢のような休日が始まった日、がらんとした部屋で、改めて私は気づきました。

「そうか。誰もいなければ、汚れも散らかりもしないんだ。」

以来、溜まる洗濯物も、散らかる部屋も、それは子どもがいるからこその「幸せの風景」だと思えるようになりました。私はたった1人で散らからない部屋に暮らすより、散らかる部屋のほうがずっと幸せを感じるんだ、と。


(こんな居間の風景も今はなつかしい)

心理学用語でこうしたことを「リフレーミング=出来事の枠組み(フレーム)を変えることで、別の視点を持つこと」と言うことを知ったのは、その後です。例えばコップの水が「半分しかない」のか、「半分もある」と考えるのかで、気持ちのあり方は大きく変わるというわけです。

子どもが20歳を過ぎて子育てもほぼ終わった今、散らかった部屋や山盛りの洗濯物が、本当に懐かしく思い出されます。あの時、それが「幸せの風景」と思えてよかった、とつくづく思います。

子育て期はいろいろ大変なことも多いですが、それも子どもが元気に育っていてくれるからこそ。時には家事の「リフレーミング」をしてみるのも、大事なのかもしれません。


(散らからなくなった居間、今は犬が占領しています)

プロフィール ももせいづみ 生活コラムニスト

忙しい人たちに向けた暮らしと家事のアイデア、生き方のアドバイスは男女問わず幅広い世代から支持を集め、現在は執筆、イラスト、講演などのほか、新聞社の新製品評価委員、審査委員をはじめ、雑誌、テレビ、ラジオなどさまざまな分野で活躍中。

東日本大震災の震災孤児のためのチャリティユニットや手仕事のアトリエも主宰している。

「季節のある暮らしを楽しむ本」(大和書房)「調理もできちゃうランチボックス スープジャーレシピ」(辰巳出版)「やればトクする!ビジネス発想家事」(六曜社)「願いごと手帖の作り方」(PHP文庫)など著書多数。All About 時短生活ガイド。

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