知っておきたい!健康と医療 今月のテーマ『熱中症を予防しよう!』

気温や湿度が上がり、熱中症が心配な季節になってきました。
熱中症は、気温が高い時だけでなはなく、湿度が高い、梅雨時や屋内でも発生しています。
今回は熱中症を予防するための対策についてご紹介いたします。

こんなときは要注意!

梅雨の晴れ間や真夏に、①~④ の条件がそろうと熱中症を発症しやすくなります。

  1. 1気温が高い、湿度が高い
  2. 2照り返しが強い
  3. 3風が弱い、無風
  4. 4急な暑さ

特に注意が必要な人は?

乳幼児、高齢者は男女ともに熱中症をおこしやすい年代です。
乳幼児は、もともと体温が高く、また体温調節機能が未熟であること、体内の水分量が多いことや、ベビーカーや身長が低いことによる地面の照り返しや高温の影響を受けやすいといえます。
10~60歳代では男性のほうが熱中症で亡くなる方の割合が高くなっています。この理由としては、男性の方が青年期のスポーツ時の運動強度が高く、中年期にかけては仕事による身体の負担が大きいためだと考えられます。
また、肥満体形の方や筋肉量が多い方は、身体に熱がこもりやすく、熱中症をおこしやすいといわれていますので、要注意でしょう。

熱中症の予防策

こまめな水分補給を

電解質を含む飲み物をこまめに補給します。のどの渇きを感じたときには、すでに脱水が始まっています。

速乾吸汗素材の衣服を

機能性のある素材やデザインの衣服で、熱を放散させるといいでしょう。

日頃から定期的な運動で暑さに慣れておく

急な暑さにも対応できるように、定期的な運動で発汗を促しましょう。汗が出やすいということは、体温調節がしやすい身体ということなのです。

十分な休息と睡眠を

疲労が強い状態や睡眠不足の場合は、熱中症をおこしやすくなります。十分な睡眠をとり、日々の健康管理に役立てましょう!

毎日の熱中症予報をチェック

気温や湿度などから予測される熱中症の危険性について、ウェブサイトやTVで確認をしましょう。危険性がある場合には、日中の外出や運動を控える、衣服を調整するなど、対策を講じることが予防の基本です。

今回は、熱中症にかからないためのポイントについてご紹介いたしました。
十分な睡眠やバランスの良い食事があってこその対策です。熱中症を予防するため、ご自分とご家族の健康管理にお役立てください。

●東京海上日動メディカルサービス 発行

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