ライフプランニング活動の歩み

コープ共済について

1994年 ライフプランニング活動スタート

組合員に共済をお勧めする中で、高額な保険料(家計支出の9.5%)を支払いながら保障の中身をよく知らない、ムリ・ムダ・ムラのある保険に加入している、等の実態が明らかになってきました。
そこで、コープ共済《たすけあい》10周年にあたる1994年にライフプランニング活動をスタートしました。
最初の年は、ファイナンシャル・プランナー小野瑛子氏による講演会を12会員生協で実施(のべ3,010名参加)、あわせて「保障アドバイザーとしての人材の育成」を目的にLPA第1期生28名の養成をおこないました。

1996年 ライフプランニング活動の位置付け強化

1996年、「共済事業のめざすもの」において、ライフプランニング活動が共済事業の柱の1つとして位置付けられました。

~略~

  1. 3私たちは、組合員が共済や保険について学び合える機会をつくり、くらしに役立つ保障の選択ができる力を養います。
    1. (1)コープ共済を普及することによって、組合員の保険や社会保障への関心を高めます。
    2. (2)学習会、講演会などを通じて、くらしの保障への知識を広め、「保障の見直し活動」を普及します。さらにそれを自主的、恒常的にすすめられるよう、生協の職員や組合員のなかにライフプラン・アドバイザーを育成します。

~略~

2004年 ライフプランニング活動10周年を迎える

ライフプランニング活動10周年を迎えるとともに、コープ共済《たすけあい》20周年にあたる2004年は、20周年記念企画として「かしこいくらしの見直し」講座と「ライフプランニング活動交流集会」を開催しました。

「かしこいくらしの見直し」講座では、『おこづかいゲームで遊ぼう!(講師:陣内恭子氏)』『知らないと危ない!お金の話(講師:いちのせかつみ氏)』『くらしのお金上手になろう!(講師:内藤眞弓氏)』の3テーマで講演会を行い、60生協(94会場)で約5,900人の組合員が参加しました。

「ライフプランニング活動交流集会」では、46生協143名(組合員:118名、職員:25名)のほか、独立系ファイナンシャル・プランナー(ファイナンシャル・プランナー:消費者の資産運用などについてアドバイスするための専門家)12名が参加し、ライフプランニング活動の10年間を振り返るとともに今後のライフプランニング活動について全国のLPA同士で交流しました。

2009年「ライフプランニング活動のめざすもの」策定

ライフプランニング活動が15周年を迎え、コープ共済連の設立を機に、「ライフプランニング活動のめざすもの」と「ライフプラン・アドバイザー(LPA)の役割」を論議、策定しました。今後の活動の指針となるものができました。

ライフプランニング活動のめざすもの

私たちは、ライフプランやくらしにかかわるお金について、組合員どうしの学びあいの場を提供することによって、組合員のくらしの向上に貢献します。またこの活動を広げることで、生協やCO・OP共済の信頼構築と発展に寄与します。

  1. 1組合員の経済的、精神的なくらしの向上に貢献します。
    1. (1)ライフプランニングの大切さを伝え、組合員の知識や判断力の向上をすすめ夢の実現を応援します。
    2. (2)生協のあらゆる場を通じて様々な手段で学習の機会、情報などを提供し、組合員どうしの学び合いをすすめます。
    3. (3)活動を広げるライフプラン・アドバイザーを組合員・職員ともに積極的に養成します。
    4. (4)金融情勢の変化や社会保障・税制の改正等に対応し、幅広いテーマの活動に取り組み、組合員のニーズに合わせた情報提供を行います。
  2. 2生協の事業や活動の周知を促し生協の発展に貢献します。
    1. (1)ライフプランや保障などの学習を通して、生協の事業や活動の発展に貢献します。
    2. (2)生協の事業活動やその他の活動とも連携し、組合員どうしの協同の力をはぐくみます。
  3. 3生協の地域をつなぐかけ橋として社会に貢献できる活動を行います。
    1. (1)地域、学校等と一緒に学習活動を進め、くらしやすい地域社会づくりに寄与します。
    2. (2)子ども、高齢者などに対してわかりやすく情報提供を行い、くらしの向上を応援します。
  4. 4コープ共済の社会的信頼の向上に寄与します。
    1. (1)CO・OP共済の加入者向けに、くらしの向上につながる学習の機会や情報を提供します。
    2. (2)CO・OP共済をお勧めする職員に対し、組合員のくらしに合わせた保障設計、ライフプラン設計等に関する学習支援を行います。
ライフプラン・アドバイザー(LPA)の役割

私たちは、組合員にライフプランニングの大切さを伝え、一人一人が自分の人生をデザインできるようにお手伝いします。

  1. (1)組合員が保障や資金計画、さまざまなくらしのサービスについて気軽に相談できる身近な窓口をめざします。
  2. (2)ひとりの生活者として組合員の立場に沿ったアドバイスを心がけます。
  3. (3)正確な情報を伝えるために常に幅広いテーマについて学び続けます。
  4. (4)コンプライアンス に取り組み、社会的信頼を高めます。
  5. (5)活動を通して生協の意義を伝え、生協の発展に寄与します。
  6. (6)安心してくらせる地域づくりをめざし、広く情報を伝えます。
  7. (7)学びあう仲間を増やしながら、いきいきと活動を続けます。

LPAで取り組むコンプライアンスの主な点は、個人情報の保護と著作権法遵守です。

2022年 ライフプランニング活動のさらなる広がり

ライフプランニング活動も2022年度末のLPAは総勢で5,048人になりました。このうち組合員のLPAが1,847人で、組合員同士の学びあいを支えています。
当初、保障の見直しから始まった活動も、現在ではライフプランや保険、年金、金銭教育など、くらしのお金の全般について幅広く学ぶ場となってきています。
2022年度は講演会、学習会、個人相談などに年間で38,748人が参加しました。

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