FPによる知って得する!くらしとお金の話

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第9回 「こづかいには力がある 2」〜こづかいで自立と自律を〜

こづかい制は、お金の教育のきっかけとして始めやすい教材です。お金の管理とともに、世の中の経済の仕組みに関心を持ち、善悪の判断ができる心が育っていきます。また、自分の考えで判断し、結果に責任を負う姿勢を身につけていく、その成長の様子を見ることのできるしくみと言えます。

身につけさせたい健全な金銭感覚と自律の心

将来、子ども自身が自分の役割を見つけ、自立して生きていけるように、管理し過ぎず、過干渉にならないよう成長を見守りたいものです。

進学や就職で親元を離れての自活が決まり、ようやく、子どもがお金の管理ができるかどうかに目が向くという話を聞きます。子の不安を軽減し、親も心配なく独立させるためには、母親目線でいえば、身の回りのことは自分でできる力が身についていることは大きなポイントです。そして、お金との付き合い方を学ばせておくことも重要な内容です。日常生活の中で、貯蓄、消費、金銭管理の訓練の場を持ち、自分のお金の使い方を振り返る習慣が身に付くように、積極的な働きかけが必要なのです。また、トラブルに巻き込まれないような知識と、嫌なことや社会で許されない行為には「NO!」とはっきり意思表示ができる勇気を身につけさせることも大切なことです。

こづかい制で金銭教育から金融経済教育へ

子どもは自分の判断で買い物ができるようになると、自発的に貯金をするように成長します。その際、一歩進めて金融機関に自分のこづかい管理口座をつくらせれば自然に、金融基礎教育のスタートができます。窓口でのやり取りも子どもには勇気が必要ですが、自分で口座が開設できるだけで自信をつけます。

金融というと大人は「子どもに金融を教えるのはまだ早い」という意識になりがちです。株取引等の金融商品を連想するからのようです。金融とはお金が融通されている経済社会です。食品の値段や電気、ガスなどの光熱費、ガソリン代や灯油、衣料品など、金額(数字)や生産地などを含め、生活に近い経済を積極的に見せ、説明し、体感させることが社会で生きていくことへの意識づけになるはずです。今は興味を持たせるきっかけさえ与えれば、自分で調べることが容易にできる時代です。

手本になる大人になる

最近は、学校から規範意識をはぐくむための講話やワークショップ、家庭裁判所から少年の更生のための金銭教育の依頼などが増えてきました。問題や犯罪が増えてきたというより、手を付けずにいた教育分野だったのだと思います。健全育成上の問題となること、例えば、他人に対し金品を要求する、保護者の金品を無断で持ち出す、万引き、自転車盗(泥棒)、遺失物などを自分のものにする行為などは、周りの大人が早く察知し、対処しなければなりません。また、被害者になってしまった場合はSOSが出せるように勇気を育てていく必要があります。子どもは、社会生活を送るうえでの行動や判断の基準となる考え方を、大人を見て身につけていきます。家庭だけでなく、学校教育の場、地域社会のかかわりも重要です。やってはいけないこと、間違ったことは、しっかり正す姿勢を見せましょう。

金銭管理の力が身についているのか、身の丈に合わせた生活ができるのかどうかは、親元から独立してわかることです。どのような時代になっても自分の能力をフルに発揮し、自立した社会人として生きていく力をつけるために、家庭でしっかりかかわりましょう。

◆ファイナンシャルエデュケーター
金銭教育総合研究所 マネーじゅく代表 陣内 恭子

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