FPによる知って得する!くらしとお金の話

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第11回 仕事を稼ぐ、お金を稼ぐ

お金との付き合い方にその人の生き方が表れます。今回は、子どもたちに生きるために仕事をし、お金を得ることをどう伝えているかという話です。

何を稼ぐ?

大人向け講演会などで「○○を稼ぐ」の○○に入れる言葉は?と問いかけると、「お金」「点数」「時間」などが出て、イメージのよくない言葉として刷り込まれているのがわかります。「お金を稼ぐ」は、心の中のいやな感情が作用するのでしょう、大人向けの話で壁の1つになっていました。これを乗り越えるヒントになったのは「仕事を稼ぐ」という言葉でした。

『お金のしつけが子を育てる』(長谷川孝著)の本で、‘昔は「仕事を稼ぐ」の言葉は、自分の仕事、役割をきちんとやっていれば食べていけるだけのお金が後からついてくる’そういう使い方もしていたとわかり、「仕事を稼ごう!」と子どもたちに伝えられるようになりました。さまざまな生活レベルの環境と多様な価値観の中で育つ子どもたちを前にし「仕事を稼いで収入を得て、その中で生活できる大人になろう」と、伝えやすい言葉が明確になり、今に至っています。

努力が豊かさにつながらないかもしれない時代に、それでも。

「稼ぐに追いつく貧乏なし」ということわざがあります。精を出して働けば貧乏に苦しむことはないという意味です。しかし、今では仕事の内容や就業形態、経済の仕組みも変わり、若者に通じない表現のように感じます。まじめな労働者であっても、学歴があっても、心配せずに使えるお金や自分の時間を持てるかどうか、明るい将来を見通せるかどうかはわかりません。豊かに育ったあと、厳しい現実社会で独立し、生き抜かなくてはいけない若者も多いかもしれません。

親の生活水準の厳しさで苦労している子もいます。その子たちへも、働くことは自分の時間をお金に換えることだということ、そして日本は「自分の時間をどう使うか?」「使えるお金を何に使うか?」という選択ができる環境なのだと話します。努力で改善できる選択の余地は大きいこと、選択の積み重ねの結果が大きな差を作っていくことを小学生の低学年のうちからきちんと伝えるようにしています。

地域活動で年配者のさまざまな生き方から、積み上げた財産の多寡ではなく、一生涯、学習を続けること、勤勉であることが、心身の健康と心の豊かさにつながっていることを実例で学んでいます。自分の活動や仕事を損得だけで考えない意識があると幅広く仕事を稼ぐ機会に巡り合えるように思います。

作り手が見えない世界で生きる

身の回りにあるほとんどのものは分業で作り、お金を使って交換する世の中です。作り手が見えません。これは、自分が作り手になっても買ってくれる人に見てもらえない仕事が多いだろうということです。作ってもらっていることへの感謝の気持ちも薄く、作り手として感謝される体験も少なければ、商品を選ぶポイントが価格の安さになったり、働く意欲がお金で左右されることになってしまうのも仕方がないのかもしれません。お金だけで人生の選択をしないためにも、お金との付き合い方を学ばせることは大切です。

ファイナンシャルエデュケーター
金銭教育総合研究所 マネーじゅく代表 陣内 恭子

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