FPによる知って得する!くらしとお金の話

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第13回 子育て世代の体験の少なさをみんなでカバーしよう!

知識、知恵、技術の伝承を‘子と、親’に

学校だけでなく、放課後、週末、長期休暇中にも、お金の教育を含めた経済社会を知る体験ができる環境になってきました。私自身、金銭教育だけでなく環境や食、農業に関する教育にも関わりはじめ、より広く子育て世代の親に接するようになっています。何をする場面でも、親自身に、これまでに実体験が少なく生活技術が未熟なこと、子育てで生きる力を身につけさせるという意識が低いこと、子どもを守るために過保護になりがちなことなどが目につきます。机上の学問ではない実生活に生かせる知識、知恵の伝承が途切れているのが気になります。

お金のことわざ、使えます!

私自身、多くの方たちと同じで、お金の教育を受けた記憶がほとんどないのですが、祖母から、ことわざを使って教えてもらっていたのではないかと気づきました。そこで、お金にまつわることわざを、「説明できなくても知っている」という親の割合を知りたくて、講演や親子ワークのときに挙手で確認しています。小学生の親はもう知らない世代のようです。中学生の親もあまり手は上がりません。50代から80代のいろいろな集まりで確認すると、知っているが口にすることはないとおっしゃいます。生活の中では使われていないようです。もったいない話です。

小学生の授業などでは、家庭の経済力がさまざまですから、言葉の選び方に慎重になることがあります。そんな時、ことわざは使いやすく『金は天下の回り物』では、「今、厳しい生活環境でもがんばれば大人になったとき、お金が回ってくる。反対に、お家がお金持ちでも、自分ががんばらなくては、お金は出ていく方が多くなり、今の生活は続かない」と伝えています。小学5年生頃になると、子どもどうしでお金の貸し借りが始まっていることが多いので、『金を貸せば友を失う』を使って、「借りたものはきちんと返すこと。友だちどうしでお金の貸し借りをしてはいけない。トラブルがあれば友だち関係も壊れてしまう。借りている人はすぐに返そう。返してもらえないなら先生に相談しよう。」と話しています。

そして『いつまでもあると思うな親と金』を使い、お金のことだけではなく、「親、祖父母の命は有限。感謝や大切に思う気持ちを持ち続けよう。そして、自立をしなくてはね。」というような内容の話をするようにしています。

お金のことわざの例

関心のあるものは意味を調べてみましょう!!

  • 地獄の沙汰も金次第(じごくのさたも かねしだい)
  • 金の切れ目が縁の切れ目(かねのきれめが えんのきれめ)
  • 一銭を笑う者は一銭に泣く(いっせんをわらうものは いっせんになく)
  • 安物買いの銭失い(やすものがいの ぜにうしない)
  • 悪銭身に付かず(あくせん みにつかず)
  • 稼ぐに追いつく貧乏なし(かせぐにおいつく びんぼうなし)
  • 時は金なり(ときは かねなり)

お金の教育は家庭で?学校で?

表にお金の話が出なくても、その人や組織の考え方にお金が絡むことは多く、お金の教育は、誰とどう付き合い、どんな生き方をするかを考えさせることと同じです。「お金のことを価値観の異なる人から教えてもらうのは不安。」「我が家の家計、お金の使い方にまでいろいろ言われたくはない。」「子どもにはまだ早い。」など、お金の教育にはいろいろな壁があります。親の少ない体験、経験の中で育んできた価値観と情報だけでのお金の教育にならないように、社会経験の豊かな他の大人たちから、子どもが力を発揮できる生き方とお金との付き合い方を伝えてもらう地域活動が望まれます。そして、学んだ子どもから、親も学べるような内容を入れ込み、若い世代への伝え忘れが解消できるといいと思います。

◆ファイナンシャルエデュケーター
金銭教育総合研究所 マネーじゅく代表 陣内 恭子

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