FPによる知って得する!くらしとお金の話

詳細はこちら 資料請求・ご加入に関するお問い合わせ 0120-497-775

第15回 子どもの独立前に知恵を伝えたい

早く大人びるけど頼りになる存在に

 この春、金銭教育の実験台になってくれた下の子が独立しました。おこづかい制を使ったお金の教育とともに、一人でいても強い子、家事ができる男子になるよう育てることが私の目指す子育てで、お手本は夫でした。身の丈に合わない無理な買い物をしなければ、そして、自炊ができる環境であれば大きな病気はしないだろうと、安心して送り出すことができました。親子ともに不安なく子どもを独立させるポイントは、いつまでも子どもと思わないで、早めに家族の一人として責任のある役割を担わせ、社会に出る準備をスタートさせることですね。早く生意気になるかもしれませんが、心強い存在にもなってくれます。

 自分のことが自分でできる力や、目に見えるものだけではない豊かさを感じる心などは、高い学力を身につけたり、年を取ることで自然にできるようになるわけではありません。体験を積んで身につけさせたいことは本当にたくさんあります。子ども時代にその時間がないのは問題なのですが、子育て真最中だと気づけないことも多いですね。

自分の育てられ方が手本?

 私の子育てを振り返ると、自分の育てられ方がベースで、少々のアレンジが加わったようなものでした。よかったと思えるのは、家事手伝いではなく、家事を担わせ、力をつけさせたことです。子どもの得意なことは買い物を含む料理で、タブレット端末を見ながら新しいメニューにも挑戦し、私と夫を楽しませてくれていました。節約レシピやありあわせでできる献立など、ネットでの検索は本当に便利です。子どもの実践で私も始めたことの1つです。
 反省点は、命を育む食材のことを伝えきれていないことや後片付けや掃除の力がもうちょっと、というところでしょうか。「もう少し一緒にいて体験を積ませ、知識も知恵も伝えたかった。」「もっと家庭菜園での野菜作りをさせて、安全な食べ物への意識を高め、他者への感謝の気持ちを持つことにつなげたかった。」「台所のごみを堆肥にする方法や使い方、土作りもちゃんと話していない。」「魚を丸ごと買ってさばき、家計のやりくりを見せればよかった。」「乱獲などで魚などの資源が減っていることを伝えたかった。」・・・と、書きだすと、やっぱり悔いもたくさん残っています。きりがないのかもしれません。

伝えること、渡すものは知恵という財産

 漬物、味噌、梅干し、らっきょう・・・などは 買うものですか? 自分で作るものですか? 私の周りには、材料は購入するとしても、自分で作る人が少し増えているようです。知識、知恵がある、そして手作りの時間が持てる生活には豊かさを感じます。最近、秋に仕込んだ味噌を食べ始めました。いい材料を使っても1キロ350円でできました。一度作ったことがあるものは、買い物の際に価格だけでなく食品表示などを真剣に見るようになります。ものの見え方、選び方が変わってきます。ものでいっぱいの日常で、お金を介して手に入れることとは違う、生活の質を上げる方法を子どもに伝えることも、金銭教育の一部だと気づかされています。

 体験の場を作り、知恵を伝えることが、お金やものを残すこと以上に子どもたちの財産になります。知恵はどんなに使っても、人に伝えても、自分の中で減ることはありません。これからを生き抜く子どもたちに、たくさんの知恵を残すこと、渡すこと、これは私たちの責務です。
 子育て中の保護者のみなさん、子どもにたくさんの体験を積ませましょう。子どもたちは育てられたように自分の子どもを育てるはずです。生きる力を体験から身につけさせましょう!子孫に伝えていきましょう!
 ご自身の子育ては終わりという方には、ぜひ、地域での子どもたちの体験学習に力を貸していただきたいと思います。みんなで子どもたちを育んでいきたいですね。

◆ファイナンシャルエデュケーター
金銭教育総合研究所 マネーじゅく代表 陣内 恭子

このページの先頭にもどる

保障内容、変更、共済金請求などのお問い合わせ

CO・OP共済「ご意見・ご要望」の窓口

ご加入手続きのながれ

加入者インタビュー