10周年記念企画 第5弾
「地域ささえあい助成」10年間のエピソード作文入選者の発表
手しごとコミュニティと
居場所
特定非営利活動法人応援のしっぽ
広部 知森(ひろべ かずもり)様
最初は、みやぎ生協様の担当者からの一言「手作り商品のカタログ制作と一括受注発送をやってみないか」という提案でした。
当時、みやぎ生協様や協働団体と共に手しごとコミュニティの運営支援をおこなっていたのですが、会話をしたくない方でも参加でき、お金がもらえ、一心に手を動かすことで癒され、何より「社会に必要とされている」という意識につながりました。様々なつながりを失った方々の居場所になりました。生きていることに罪悪感を感じなくてすむ居場所、そんな居場所を作る活動を支えていきたい、私はそう思っていました。
そんな折に、みやぎ生協様からの提案と最大限の協力はするという応援の言葉に、悩みに悩んで、手しごとコミュニティの一括受注発送を始めた記憶があります。
受注体制の構築と地域の方々が集まれる店舗兼居場所づくりに「地域ささえあい助成」に 3年間継続してお力添えいただきました。カタログ制作や発信では、みやぎ生協様が親身になってくださり、そこからコープこうべ様にもお世話になり、現在ではコープ共済連様を通して、全国の会員生協様からノベルティグッズを受注いただけるまでになりました。
「作ったもん買ってくれる人がいるなら、必要とされてるってことっちゃ。それを作ってる私らも生きてていんだっちゃ。」2013年3月、作り手の一人の言葉です。
みやぎ生協様からの一言は、今も、皆様からの応援の下で、少しずつ形を変えながら事業として続いています。