10周年記念企画 第5弾
「地域ささえあい助成」10年間のエピソード作文入選者の発表
福祉マップ作成を通じた
初めての協働の取り組み
生活協同組合コープみらい 組合員理事
林 幸子(はやし さちこ)様
私がコープみらいの千葉2区ブロック委員会の委員長になった年のことです。佐倉市社会福祉協議会を通じて「地域ささえあい助成を活用し(佐倉市内)千代田地区福祉協議会の福祉マップづくりに協力してもらえる生協はないか?」との問い合わせが入り、巡り巡って千葉2区ブロック委員会に声が掛かりました。当時、佐倉市内での活動を模索していたこともあり、まずはブロック委員メンバーで「福祉マップ委員会」に参加してみましたが、互いの活動を知らないまま委員会に参加することとなり、メンバーも「協働の取り組みと言われても何を一緒にやればいいの?自分たちの活動で手一杯なのに」と困惑する場面もありました。しかし、一緒に編集作業をしたり、活動の情報交換をしたり回を重ねてようやく「地域で活動する人たちとつながり、安心して暮らせるまちづくりに貢献したい」という想いは同じだと知ることができました。完成後は千葉2区ブロックのニュースでお知らせしたり、講演会や認知症サポーター講座などを共催しました。最終的に「全国ボランティアフェスティバルふくしま」でも事例報告しました。当初は惑う気持ちもありましたが、互いの活動を知って歩み寄ることから始めればいいという想いは、その後の活動にも継承されています。私は組合員理事になり千代田地区福祉協議会と当時のようなつながりはありませんが、今年は佐倉市社会福祉協議会にお米を寄贈する取り組みを通じブロック委員と新たなつながりが生まれています。