10周年記念企画 第5弾
「地域ささえあい助成」10年間のエピソード作文入選者の発表
地域諸団体・住民と
創り上げた移動店舗事業
いばらきコープ
大髙 好文(おおたか よしぶみ)様
2012年5月、いばらきコープは、茨城県牛久市で、移動店舗事業「移動店舗ふれあい便」を開始しました。いばらきコープにとっては、1年前に水戸市でスタートした1号車に次いで2号車となる取り組みでした。牛久市で始めるきっかけとなったのは、牛久市社会福祉協議会からの熱いお誘いコールでした。「高齢化が進行する中で、買物に困っている住民が増えているが、コープが始めた移動店舗を牛久市でもやることができないか!」というものでした。水戸市での経験を通じて、地域諸団体や地域住民の方々との連携・協力なくして事業成功はありえないという確信のもと、牛久市長・牛久市社会福祉協議会事務局長・当生協理事長等各組織のトップ懇談のテーブルを設定して意見交換・合意形成がおこなわれ、三者による「牛久市買物支援支えあいのまちづくり推進協議会」が結成され事業推進がはかられてきました。「移動店舗ふれあい便」は、1.5トントラックの荷台を改造して、冷蔵庫・冷凍庫・陳列棚・レジ台等を設置し、野菜・果物・鮮魚・肉等の生鮮品の他、一般食料品・雑貨品等約400品目の商品を積んで、月曜~金曜の週5日営業で地域住民からの要望が強いエリアの停留所を巡回しています。早いものであれから10年、現在は異なる部署に勤務していますが、今でも脳裏に強く焼き付いているのは、巡回先で買い物をしてくださったお客様の笑顔、停留所づくりに献身的に奔走してくださった区長さんや諸団体のリーダーの方々、そして、この事業の立ち上げから軌道に乗るまでの経営的にも厳しい時期に「CO・OP共済地域ささえあい助成」で財政的に援助していただいたことです。