10周年記念企画 第5弾
「地域ささえあい助成」10年間のエピソード作文入選者の発表

コロナ禍に実現した
地元の高校生との地域活動

生活協同組合コープこうべ
 前田 裕保(まえだ ひろやす)様

大庄元気むら(おおしょうげんきむら)は、2019年9月にコープ大庄を営業終了した後、地域の居場所として同年11月リニューアルオープンした。

大庄元気むら周辺は単身の後期高齢者が多いのが特徴だ。その孤独な立場にある高齢者に社会とのつながりをつくっていく。それは高齢者だけではなく、多世代がつながり合う。そんな交流の場を目指していたところ、最寄りにある県立尼崎西高校の先生から「地域活動を通じ社会性のある生徒を育てたい」と提案があり、高校生と地域住民がコラボイベントを開催することに。

大庄元気むら運営委員が高校生と話し合いを重ね、同年12月に「合同文化祭」を計画。

コロナ感染拡大に伴い中止案も出たが、コロナで中止を余儀なくされた助成金申請分をコロナ感染対策費として柔軟に対応できるよう制度変更があり、自動手指消毒機やアクリル板などの購入といったコロナ感染対策に活用できたのだ。これにより3日間の文化祭を無事開催することができた。

結果、地域住民からは「高校生の斬新なアイデアや解決策に驚いた」「住民が元気になった」など前向きな感想が多く、また、高校生からは「自分たちの活動を知ってもらえてよかった」「自信ができ、自己肯定感ができた」との感想があった。

合同文化祭以降、県立尼崎西高校と大庄元気むらは良好な関係が続いており、防災イベントや、認知症予防講座、地域の清掃活動にも高校生が参加するなど世代間交流は日増しに活発になっている。

地域ささえあい助成 10年間の活動エピソード作文一覧

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